あなたが「大切にしたいこと」はなんですか?
本コラムでは、自分が「大切にしたいこと」を探るためのヒントについて、お伝えしたいと思います。
皆さんは、仕事や日常生活の中で、何をしている時に活き活きしたり、喜びを感じたりするでしょうか。
例えば、「プロジェクトが進んだ時」「家でゆっくりお茶を飲んでいる時」などが挙げられるかもしれません。
その時、どうして喜びを感じたのでしょうか。自分に問いかけながら、その時の体験を掘り下げてみましょう。
例)
プロジェクトが進んだ時が嬉しかった
→(どうして?)
停滞中のプロジェクトが、自分の意見で進んで嬉しかった
→(自分の意見が通ったことが、嬉しさに繋がっている?)
意見が通ったからというよりは、自分の経験が活きたのが嬉しかった
→(経験が活きたことの何が嬉しいんだろう?)
自分が大事だと考えやってきたことを、皆にも大事だと理解してもらえたから
→(どうして?)…
問いかけへの答えが「もう思い浮かばない」というところまで振り返ると、自分が「大切にしたいこと」の解像度が上がります。
「大切にしたいこと」を言葉にして確かめておくと、自分が何を選びどんな風に過ごしたいかが、より考えやすくなるでしょう。
今月のひとこと
ルーティンとルール
例えば「運動をしてからお風呂に入ろう」など、日々の生活の中でルーティンを設けることで、
生活リズムを整えられたり、気分が落ち着きやすくなります。
一方で、そのルーティンは、状況に応じて柔軟に変えていくことも大事だと思います。
冒頭の例では、体調が悪かったり、帰宅が遅くなった時でも、
「運動をしてからじゃないとお風呂に入れない」
と考えると、自分を縛るルールになることも。
その時々の心身の余裕や時間・場所などの状況によっては、
「ルーティンを行わない」という選択肢を持っていてもよいかもしれません。