相談にちょっとした工夫を
メインコラムでは、新入社員が体験しやすい変化を乗り切る方法の一つとして、相談する習慣をつけておくことをお伝えしました。一方で、関係性ができていない先輩や上司に相談することをためらう気持ちが生じるのも自然なことです。少しでも相談しやすくなるような工夫をいくつかご紹介します。
・「○○の件でご相談したいので、後程お時間いただけますか」とアポイントを取る。
その際、ミーティングの前後で口頭で話す、相談したい相手の机に付箋でメッセージを残すなど、相談しやすい形でお願いする。
・相談内容と併せて、「なぜ相談したいか」を伝える。
・相談できたら、「相談に乗ってもらえたおかげで解決しました」と結果を報告する。
実際に相談してみると、先輩や上司も仕事の振り方や伝え方を調整しやすくなるなど、相談をされた側もメリットが得られることも少なくありません。また、健康管理スタッフに相談の仕方を相談することも一つです。自分の状況を第三者に話すことで、先輩や上司に相談する練習にもなります。
今月のひとこと
焦る気持ちと付き合おう
新入社員のみなさまに限らず、年次が上の方の仕事を見て「自分はまだまだスキルや経験が足りていない」と焦る気持ちを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。焦りという感情は、怒りや悲しみとはまた別の落ち着かなさがありますよね。焦りを無くすために限界以上に頑張り、燃え尽きてしまう場合もあります。
焦りの気持ちで苦しくなっている時こそ、「焦るよね」と自分に声をかけてあげて、ひと呼吸置いてみましょう。「焦りを感じたら、まず自分を大事にする!」と決めてしまってもいいかもしれませんね。