困りごとに向き合う姿勢づくり
困りごとが起こったとき、
その困りごとを直視するのは、
誰しも「嫌だな」「避けたいな」と思うものです。
困りごとへの対処には、
まず対処するあなた自身のエネルギーが必要です。
そのため、時には
「いったん困りごとを置いておく」
という選択も一つです。
自分を労わりつつ、困りごとに対処する意欲がわいてきたら、
困りごとの中身に少しだけ目を向けやすくなるような考え方を、
思い浮かべてみるのはいかがでしょうか。
たとえば、困りごとに対し
「起こっちゃったし仕方ない」
と思ってみたり、
困りごとのうち手の付けやすそうな部分を探し
「とりあえず、ここからやってみよう」
と動いてみるのもよいでしょう。
困りごとを目の前にして
「どうしよう…」
と立ちすくんだときは、
「他の人ならどう考えるかな?」
と想像してみると、焦っていた気持ちも落ち着きやすくなり、
困りごとに向き合いやすくなる場合もあります。
皆さんが日ごろ、困りごとに向き合うとき、
思い浮かべている考えはなんでしょうか。
自分は普段どう考えているか、あらためてふり返ってみて、
自分に合う考え方を見つけておけるとよいかもしれません。
今月のひとこと
失敗はみんなの中に
なにか失敗してしまったとき、
「やってしまった」と落ち込んだり、
「何とかしなければ」と焦りや緊張が高まったりするものです。
そして時には、
「自分の失敗だけは許せない」
と感じることもあるのではないでしょうか。
頑張りたいからこそ、自分に厳しくすることもあると思いますが、
自分を苦しめていることで、
かえって困りごとへの対処が難しくなったり、
失敗のことばかり考えて
目の前のことに集中できなかったりすることも。
人間はだれでも失敗したり、困るものだ、
という考えも持ってみると、
ゆとりが生まれやすくなるかもしれません。