「ソーシャル・ジェットラグ」にご注意!
土日に寝だめをしたのに、月曜日がだるい…。ということはありませんか?
実は、「寝だめ」は平日の睡眠不足を補っているにすぎず、睡眠を“ためる”ことはできません。
むしろ、平日と休日で起床時刻が大きくずれることにより、体内時計のリズムが乱れ、時差ボケのような状態(ソーシャル・ジェットラグ)を引き起こしてしまいます。
平日と休日の睡眠リズムを一定にすることが理想ではあるのですが、「疲れを癒すために、休日は少し長く寝たい」と思う方もいるでしょう。
その場合は、平日の起床時間+2時間以内を目安にしましょう。もしくは、就寝時刻を早めることをお勧めします。
入眠しやすくするには、リラックスできるような自分なりのベッドタイム・ルーチン(寝る前の習慣)を作るのも一つです。
例えば、『22時にパジャマに着替える』→『間接照明にする』→『アロマを焚く』など、決まった時間に決まった行動をすることで、体内時計が規則的になり、自然と眠りにつきやすくなります。。
実は、出社日と在宅勤務日で睡眠リズムが変わることでも、ソーシャル・ジェットラグは生じやすくなります。在宅勤務日も、できれば出社日と睡眠リズムを揃えることを意識してみましょう。
参考:厚生労働省(2023年3月版) 良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない睡眠のこと
今月のひとこと
6月と言えば…
梅雨の時期に降る雨には、さまざまな呼び名があるそうです。
田植えの頃に降る恵みの雨として、「水取雨(みずとりあめ)」と呼ばれたり、日ごとに木々の緑が濃くなる頃の雨なので「若葉雨(わかばあめ)」や「翠雨(すいう)」と呼ばれることもあります。
若葉の上を、水滴が輝きながら滴り落ちる情景が目に浮かびませんか?
雨の日はどうしても憂鬱な気分になりやすいですが、雨が多い日本だからこそ、古くから雨にまつわる情緒豊かな表現が数多く生まれてきたのだと思うと、雨に濡れた風景がこれまでとは少し違って見えるかもしれません。