香りの心遣いも大切に
蒸し暑い今の時期は、汗のにおいが気になりやすく、香り付きのボディシートの活用など、自分なりの対策をしているという方も少なくないでしょう。
ただ、においの感じ方には、実はとても個人差があります。
自分にとっては「良いにおい」や「わずかなにおい」でも、嗅覚が敏感な方にはとても強く感じられる場合があり、集中力の低下や、頭痛や吐き気などの体調不良につながることもあります。
こと職場においては、様々な人と連携してお仕事を進める必要があり、距離をとることはなかなか難しいものです。
だからこそ、それぞれが力を発揮できるように、お互いにとって「心地よい空間」を協力しながらつくれるとよいかもしれません。
また、においは自分では気づきづらいところもあります。病気や心身の不調が、体臭や口臭につながっている場合もあるので、家族や友人に時々確認をお願いしてみたり、専門医への相談も、必要に応じて検討してみていただければと思います。
<香りの心遣い>
・洗濯洗剤、整髪剤、制汗剤などは、無香料のものを選んでみる
・職場での香水の使用は控える
・定期的な換気や空気清浄機の活用
・食後の歯磨き
・自席や休憩室では、においが強い食事を避ける
今月のひとこと
涼やかさを探す、味わう
たとえば、ガラス鉢やシーグラス、ブルーを基調にしたインテリアなど、見た目が涼しげでさわやかな様子を「目にも涼やか」と表現することがあります。 夏の暑さは、ときに体の疲れやイライラにもつながります。室温や湿度の調整はもちろんですが、五感を通して「涼やかさ」を味わってみるのもよいかもしれません。
皆さんが涼を感じるのは、どんなときでしょうか。風鈴や水の音を耳にしたときでしょうか。透明感のあるくず餅やつるっとしたざる蕎麦を啜るときでしょうか。
自分にとっての「涼やかさ」を、ぜひ探してみていただければと思います。