こころがやわらぐ「感謝」の力
私たちはつい、「できてない部分」や「足りないところ」に意識が向きやすくなります。
「大事な会議でうまく発言できなかった」「思ったほど家事がはかどらなかった」など、うまくいかないことばかりを考えて、気持ちが落ち込んだり、イライラしてしまうこともあるかもしれません。
そんな日々が続くと、徐々にエネルギーがすり減ってしまいます。
「足りないもの」を見つめる視点も大切ですが、ときには、「すでにあるもの」「満たされていること」にも意識を向けてみませんか。
“当たり前”に通り過ぎていく日常に、丁寧に目を向けると、たくさんの「ありがたいこと」に気づきます。
例えば、ご飯がおいしかったこと。電車が時間通りに来たこと。笑顔で挨拶を返してくれたこと。
ささやかに思えるかもしれませんが、「もしそれがなかったら」と想像してみると、その「ありがたさ」がしみじみと感じられるのではないかと思います。
忙しい日々の中では、「身近にある支え」をつい見失いがちです。ぜひ寝る前に、「今日のありがたかったこと」や「感謝したいこと」を、1つ思い出してみてはいかがでしょうか。
そのひとときがこころをゆるめ、温かな気持ちで一日を締めくくる時間になるかもしれません。
参考:樺沢紫苑・田代政貴(2024)「感謝脳」飛鳥新社
今月のひとこと
衣替えと一緒に、心も軽やかに
6月は衣替えの季節。
不要な衣類を整理すると、クローゼットの中がすっきりして、気持ちまで少し軽くなるように感じませんか。
衣替えと一緒に、私たちのこころも“ため込みすぎ”がないか見直してみてもよいかもしれません。
例えば、「やらなければ」と抱え込んでいること、「まだ大丈夫」と我慢していることはありませんか。
今の自分に「必要なもの」と「手放してもよいもの」に分けて考えてみるのも一つです。
季節の変わり目に合わせて、心も少し軽やかさを取り戻していきたいですね。

