健康づくりの第一歩
心身の健康を保つために何が必要かを考えたとき、「オンオフをしっかり切り替える」「毎日運動する」「上手に気分転換する」といった行動を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、忙しい毎日の中で、いきなり生活習慣を変えることは難しいものです。
すぐに何かを始められなくとも、まずは、今の「こころとからだの状態」に目を向けたり、自分をいたわる方法を探すことから始めてみませんか。
たとえば、「最近少し疲れているかもしれない」と感じること。「少し早く寝てみようかな」と考えてみること。今ご覧いただいているような健康に関する記事を読んでみること。自分が心地よいと感じるものや場所を想像してみること。
こんなふうに、自分の状態に気づき関心を向けることも、健康づくりの大切な第一歩です。
一方で、疲れやストレスが大きくなると、自分をいたわる余裕を持てなくなり、セルフケアのための行動をとること自体が難しくなります。「気分転換をしたいのに何もする気が起きない」「好きだったことも楽しめない」、そんなときは、心身が休息を求めているサインかもしれません。
まずは、そうした変化も「今の自分の状態」として受け止めてみましょう。そして、信頼できる人に話を聞いてもらったり、ときには専門家への相談も、検討してみていただければと思います。
今月のひとこと
手放すこともセルフケア
セルフケアというと何かを始めるイメージがありますが、疲れているときは「手放すケア」も大切です。
どんなことが自分をすり減らしているか、抱え込みすぎているものはないか、一度立ち止まり、ふり返ってみましょう。たとえば、休日の予定を一つ減らす。返信を急がない日を作る。気を遣う集まりへの参加を控える。そんな小さな見直しから始めてみるのもよいでしょう。
ひとや物事との心地よい距離感は、その時々の自分の状態によっても変わるものです。ときには距離をとったり、手放したりすることで、少し軽やかに過ごせるかもしれません。

